インテル行き噂の菅原由勢、今夏の移籍はある? 地元愛知で心境吐露「分岐点に立っているのは間違いない」「毎日考えている」

日本代表DF菅原由勢が6月16日、地元の愛知県で小学生を対象にしたサッカークリニックに参加。終始笑顔で共に汗を流し、充実した時間を過ごした。

今月28日に24歳となる菅原は、ユースから在籍する名古屋グランパスから2019年夏にオランダのAZに移籍。加入5年目の2023-23シーズンもアジアカップ期間を除き、先発として出続け、公式戦42試合で4ゴール・9アシストをマークした。

その活躍からステップアップが期待され、セリエA王者インテルなどからの関心が盛んに報じられるなか、サッカー教室後の取材対応時に去就の話題を振られると、「絶対聞くと思った!」とツッコミ。そして「全然大丈夫です」と続け、率直な思いをこう語った。

「盛り上がってくれればくれるほど、僕は嬉しいというか、そういう話があることがまず嬉しいです。もちろん、僕が知らないような話も出ているのは事実であるんですけど。僕自身、オランダで5年いてというのもあって、もう少し自分自身を高いレベルに持っていきたいんだったら、決断するべきタイミングが来ているというか。

それがAZに残ることなのか、移籍を選択するのかってこともそうですし、サッカー人生の分岐点に立っているのは間違いないと思います。移籍する、しないとかじゃなくて、自分のキャリアを考えたうえで、 最善な選択ができるように毎日考えています」

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さらに「移籍先を決める際、最も大事にしたいポイントは?」という問いには、「もし移籍するってなった場合」と前置きしたうえで、次のように答えた。

「しっかり監督が欲しがっているのか、クラブとしてどういう選手として獲るのかはしっかり見たいです。サッカーの世界も見方を変えればビジネスの世界でもあるし、そういったしがらみが極力ないように移籍がしたいというか、必要とされる場所に行きたいのが僕の本音。そこはしっかり見極めなければいけないし、代理人の方にも言っています」

ちなみに菅原は、同じく名門への移籍報道が飛び交った昨夏、「4シーズン終わってみて自分が感じている思いと、代理人が考えている思いはある程度共有している。何かが起きると思っているし、何かを起こさないといけないタイミングに来ている」と話していたが、結局AZ残留となった。今夏は、具体的な動きを起こすのか。

取材・文●有園僚真(サッカーダイジェストWeb編集部)

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