〝パパ活辞職〟の元自民・宮沢博行氏「リポーターさんにも感謝しています」と語った理由

辞職発表時は多くの報道陣に取り囲まれた宮沢博行氏

パパ活不倫などを報じられ議員辞職した元衆議院議員の宮沢博行氏が16日、ABEMA TV「ABEMA的ニュースショー」に生出演した。

宮沢氏は自民党派閥のパーティー券をめぐる裏金問題で、安倍派内のかん口令を暴露し注目を集めた。しかし、その5か月後に週刊誌にパパ活不倫などを報じられた。宮沢氏は週刊誌報道について「記憶にございます」と認めて議員辞職した。宮沢氏の正直すぎる発言は名ゼリフして話題を呼んだ。

発言の真相を問われた宮沢氏は「週刊誌記者から事実を突き付けられて、ほぼ合ってたもんですから。『はい、そうです』と言うしかないじゃないですか」と振り返った。さらに会見で「(リポーターから)『記憶には?』って言われたんで『記憶にございます』。そのリポーターさんにも感謝したい。引き出してくれたんで」と名ゼリフ誕生に感謝した。MCの千原ジュニアから「リポーターさんに感謝するようになったら、一人前ですね」とイジられ、笑いを誘った。

宮沢氏と当選同期で元衆議院議員の宮崎謙介氏は宮沢氏の会見について「何も隠さず言っているんだなというのは伝わってきました」と評価。自身も不倫問題で議員辞職している宮崎氏は「謝罪会見って、みんなどこかで取り繕おうという気持ちで臨んでいる人が多い。台本作ったり、練習しまくって行ったりするんですけど。それだと伝わらない」ときっぱり。

宮崎氏は当時、謝罪用の台本を用意されたが持っていかなかったという。「その時に自分の心に問い掛けて、正直に返すというのが基本かなと思っている」と謝罪会見の極意を語った。

宮沢氏も「ウソついたら、結局詰んじゃいますので。絶対全部、本音で行こうと(決めていた)」と話した。

© 株式会社東京スポーツ新聞社