東京都知事選（２０日告示、７月７日投開票）に立候補を表明している前広島県安芸高田市市長の石丸伸二氏が１５日、ＪＲ渋谷駅前で初の街宣活動を行った。
ネットを中心に人気を集める石丸氏だけに、この日も多くの聴衆が集まり注目度の高さがうかがえた。マイクを握った石丸氏は「渋谷の皆さん、こんにちは。石丸伸二です。ただの人です」と挨拶すると拍手を浴びた。
掲げるキャッチフレーズは〝東京を動かそう〟。石丸氏は「最終的には日本です。しかし、まず動かねばならんのは東京。そして動かすのは誰か？私であり、皆さんです」と述べた。「人生で大事なことは大体、漫画で学んだ」というほど漫画好きの石丸氏。漫画「ＡＲＭＳ」の「もっと強く願え。願いこそが可能性だ」という台詞を引用し、「すべての可能性は皆さんにあります。私たちは変われるし、変えられる。ここから変えていきましょう！」と熱弁するなど石丸カラー全開だった。
報道陣の取材に応じた石丸氏は「東京ってすごいですね。ものすごいエネルギーを秘めている街だなって再確認しました」と興奮気味に語った。またキャッチフレーズについて「（小池都政の）８年間の間に動いてたのかな？という問題提起を、実はあのフレーズに込められてもいます」と小池都政を意識したものであると明かした。「その間に日本って追いつかれ、追い抜かれている事実がある。その意味でのんびりしている場合じゃない。一生懸命に走り出さないとまずいなという思いがある」と語った。
