李強総理、中豪のパンダ保護研究協力を視察

李強総理、中豪のパンダ保護研究協力を視察

16日、アデレード動物園を訪れた李強総理(左から3人目)。(アデレード=新華社記者/李濤)

 【新華社アデレード6月16日】オーストラリア訪問中の中国の李強(り・きょう)国務院総理は16日午前、同国で唯一ジャイアントパンダを飼育するアデレード動物園で、両国のパンダ保護・研究協力の取り組みを視察した。

 南半球で暮らす唯一のつがいのパンダ「網網(ワンワン)」「福妮(フーニー)」の飼育状況を聞いた李総理は、2頭が友好の使者として両国人民の深く厚い友情を象徴していると述べた。

李強総理、中豪のパンダ保護研究協力を視察

16日、アデレード動物園で地元の小学生と交流する李強総理(中央左)。(アデレード=新華社記者/饒愛民)

 李総理は、中国政府が長年にわたりパンダの保護措置を講じ、顕著な成果を上げていることは世界の生物多様性と絶滅危惧種動物の保護における中国の積極的な貢献を示していると説明。網網と福妮は今年に中国に返還されるが、オーストラリアとは今後もパンダの保護・研究協力を続けたいとし、オーストラリアがパンダにとっての「友好の家」であり続けることに期待を示した。

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