4大会W杯出場の川島永嗣が14年2か月ぶりにピッチで“兄弟”と再会「お互い、しぶといねと」

2024年6月16日、J1リーグ第18節でFC東京とのアウェーゲームを終えたあと(結果は1-1)、ジュビロ磐田のGKでワールドカップ4大会出場の川島永嗣がミックスゾーンで対応。長友佑都との久しぶりの再会について、「いやあ、元気ですね、ゴリ兄弟は」と話し始めた。

「前回はフランスで戦うことはできなかったので、こうやってピッチの上でプレーできて本当に嬉しいです。お互い、余計なことを考えず、目の前の試合に集中していたと思いますが、この先も切磋琢磨してやりたいです」

試合後、その“兄弟”と「お互いしぶといねと」そう話したという川島。対戦相手として長友とピッチで再会したのは実に2010年4月4日以来(川島がフロンターレ川崎在籍で、長友がFC東京在籍。J1リーグの5節で川崎が2-1と勝利)ぶりだ。

「佑都がマルセイユに行った時は会いましたけど、僕が試合に出ていなかったので」という川島は、14年2か月ぶりの対戦にひとりの記者から「感慨深いものがありますね」と聞かれると「そうですね」と笑顔で答えていた。

「年齢は関係なく、ピッチの上で人の心をどれだけ動かせるかが大事だと思うし、そのためには色々とやらなきゃいけないこともあります。違うチームですけど、日本のサッカーのためにお互いやれることがあればいいですね」

川島も、そして長友もこの先、“しぶとく”日本のサッカー界に良い影響を与えてほしい。

取材・文●白鳥和洋(サッカーダイジェストTV編集長)

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