静岡県内暑い一日 梅雨入りの気配なし アジサイは雨不足で”青息吐息”

静岡県内は6月13日も暑い1日となりました。こうした中、季節の花にも影響が出ているようです。

青やピンク色の花を鮮やかに咲かせ、梅雨の代名詞ともいえる、アジサイ。およそ1万株のアジサイ庭園が広がる静岡県牧之原市の大鐘家(おおがねけ)では今、“雨不足”が悩みの種となっています。

大鐘家 大鐘正典代表:
「このように塩ビのパイプで、地面を濡らすというのが必要なので、穴の開いたパイプをこの辺に設置している。そこから水が常に出ている状況にする」

全国的に遅れている2024年の「梅雨入り」。静岡の梅雨入りは平年なら6月6日頃ですが、未だその兆しはありません。

多くの観光客が訪れるこちらの園では、雨が少なくなっていることから、アジサイにパイプを通して水やりをしているといいます。

大鐘家 大鐘正典代表:
「30℃を超すような時はアジサイもだらんとしてしまう。本当は霧雨が降るぐらいがちょうどいい」

訪れた人たちも雨が少ないことによる影響を心配していました。

掛川市民:
「素敵だなと思ってみていた。雨が降る状態は嫌いだが、植物たちにとってはもう少しないと、できればここらで一雨来るとうれしいなと」

雨が降らない一方で、13日も静岡県内では・・・。

能地優アナウンサー:
「午後1時過ぎの静岡市葵区です。市役所前の気温計は24℃を示しています。きょうは上空が雲に覆われていて日差しはありませんが、湿度が高くジメジメとした蒸し暑さを感じます」

朝からどんよりとした雲に覆われてた、きょうの静岡県内。湿度が高く蒸し暑さを感じる1日となりました。

富士市民(20代):
「さわやかな感じできょうはブルーを着てきた。気持ちだけは晴れ晴れと」

Q.実際の体感は?
「ちょっと最悪。歩きたくない、外に出たくない」

富士市民 (20代):
「少しジメジメしていると思う」

午後になると青空が広がり、気温がグングンと上昇。浜松市の佐久間(さくま)や天竜、川根本町では真夏日一歩手前となり、静岡市の街中でも27.5℃まで気温が上がりました。

県内では13日1人が熱中症で搬送されています。14日の県内も各地で気温が上昇する予想で、熱中症などに注意が必要です。

© 静岡朝日テレビ