フェンシングパリ五輪代表の見延和靖「もう一度金メダル取る」 郷里の福井県越前市壮行会で決意

壮行会で決意を述べる見延選手=6月16日、福井県越前市役所eホール

 フェンシング男子エペのパリ五輪代表、見延和靖(ネクサス)が6月16日、郷里の福井県越前市で開かれた壮行会に出席し、東京五輪に続く団体連覇と個人初制覇に向け「必ず金メダルを取って皆さんに良い報告をするためにやっていきたい」と決意を述べた。

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 見延は3大会連続の五輪出場となる。壮行会は越前市が開き、地元住民ら130人が集った。

 「日本代表として、越前市代表として全力で挑んでいきたい」と誓った見延。あいさつでは東京五輪で金メダルを獲得した後、目標を見失いかけたことにも触れ「東京大会が無観客だったことが(パリを目指す)大きな原動力となった」と強調。「家族をパリに招待し、金を取る姿を生で見せたい。自分以外の人のためにやってみようという思いで、パリに向かって踏み出すことができた」と話した。

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