松山英樹が『パリ五輪』出場を明言 「出るからには頑張りたい」

松山英樹がパリ五輪に出場する意思を示した(撮影:ALBA)

<全米オープン 最終日◇16日◇パインハースト・リゾートNo.2(米ノースカロライナ州)◇7548ヤード・パー70>

今大会終了後に更新される17日付けの世界ランキングに基づいた五輪ランキングで、「パリ五輪」ゴルフ競技の代表選手が選ばれる。松山英樹と中島啓太が選出される見込みだが、松山が出場する意思を明言した。

かねて代表入りに“当確”していながらここまで出場の明言を避けてきたのは、選手をサポートする日本ゴルフ協会(JGA)とのやり取りの中で、懸念点があったことも理由のひとつ。出場に向けて熟考を重ねてきたという。

「若手が頑張ってワールドランキング50位以内に2人が入っていれば、僕が出なくてもいいかなとも思っていた。でもそういう感じではないので、出ないといけないと思う」。日本のエースとして、再び日の丸を背負うことを決断した。

ゴルフが五輪の正式種目に復活した16年「リオ五輪」は出場を辞退。コロナ禍で開催された21年「東京五輪」は銅メダルをかけたプレーオフに敗れてメダル獲得を逃した。「きょうまで時間がかかりましたけど、出るからには頑張りたい。この調子でこのまま、いい状態をキープしていけたらいいなと思います」。「全米オープン」は6位フィニッシュ。パリ五輪開幕まで、あと40日だ。(文・笠井あかり)

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