7勝今永昇太をサイ・ヤング賞筆頭に推す声「怒りに燃えていて感情を爆発させるのがクール」

雄たけびを上げる今永(ロイター=USA TODAY Sports)

やはり栄冠間違いなし!? カブス・今永昇太投手(30)が15日(日本時間16日)の本拠地カージナルス戦に先発し、7回4安打1失点、6奪三振の好投で今季7勝目(1敗)をマーク。防御率1・89でリーグ3位を誇り、米メディア内では再びサイ・ヤング賞候補の筆頭に推す声が出ている。

メジャー移籍後最多となる103球の力投を見せた今永は「出力が最後まで一定だったのがすごく収穫」と口にし、ピンチの場面については「かなりおなかがすいていたので試合後にどんな食べ物、栄養を取ろうかと考えていた。ちなみにこれは本当です」と真顔で答えて報道陣を笑わせた。

快進撃を続ける左腕の評価はまたもやうなぎ上りだ。米放送局「FOXスポーツ」に出演したマーリンズ時代の2003年に新人王、05年に22勝で最多勝を獲得したドントレル・ウィリスは「ショウタ・イマナガはすごいとしか言いようがない。シーズン中盤で相手打者も攻略法を練ってきているのに問題なしにしか見えない」と絶句。

さらに投球スタイルについても「怒りに燃えていて感情を爆発させるのがクールだ。拳を振り下ろしたのは1度ならぬ2度もだ。『俺はロサンゼルス(ドジャース)のヨシノブ・ヤマモトと同レベルだし、サウスポーだ。最高の投手である俺の存在を忘れるな』との思いでは。今やサイ・ヤング賞争いの先頭を突っ走っている」と絶賛した。

前々回まで2試合連続で5失点、7失点を喫して候補から“除外”されたが、可能性は十分ありそうだ。

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