斎藤佑樹 “少年少女がホームランの喜びを…” 野球界への恩返しは、日本にはない?夢の球場づくり

元プロ野球選手でキャスターの斎藤佑樹が、6月15日放送の『Google Pixel presents ANOTHER SKY(アナザースカイ)』に出演。現役時代にトレーニングのため訪れたオーストラリア・ゴールドコースト。その場所にある、斎藤のこれからの“夢”を実現させるためのヒントとは?

2021年、11年の現役時代に幕を閉じた斎藤。2018年からトレーニングのために訪れていたオーストラリア・ゴールドコーストに、斎藤のこれからの“夢”を実現させるためのヒントがあった。斎藤の夢とは“少年少女専用の野球場をつくること”。自分のできる野球界への恩返しはないか、そう考えた時に野球の素晴らしさを次世代に伝えたいという思いから、子どもたちのための野球場をつくることを決めたという。どんな球場をつくろうと考え始めると、オーストラリアにはたくさんのヒントがあった。

自主トレをしていたグラウンドを訪れた斎藤

たとえば、斎藤が自主トレで使用していたグラウンドの周りには、低いフェンスが張り巡らされていた。「フェンスオーバーしたらホームランだよっていう。でも日本では子どもたちって実はそういう球場はないんですよ」と言う斎藤。「僕もそうだったんですけど、小さい頃はランニングホームランだったんですよね。じゃなくてちゃんとフェンスをオーバーしたらホームランだよって言える、そのサイズの野球場をつくりたいなって思って」斎藤の言葉に、MCの今田耕司も「それは確かにないかも。柵超えて、やーっていうね」と共感。「初めて打ったホームラン。その柵越えのホームランって、それが一生の宝になるし、その宝物があって自分はこの先の人生頑張ろうって、もしかしたら思えるかもしれないし。そういう瞬間が僕たち大人がね、子どもたちのためにつくってあげてもいいよなって、すごく思いますよね」

豪プロチームの球場にやって来る斎藤

オーストラリアのプロチーム『ブリスティン・バンディッツ』のホームグラウンド『ホロウェイ・フィールド』を訪れた斎藤。オーストラリアのプロリーグの資金は潤沢ではなく、強豪チームの球場でも収容人数は1000人ほど。しかし小さな球場だからこそ、斎藤がつくりたい球場へのヒントがたくさん詰まっていた。プロ用の球場の隣には、少年少女用の小さな球場が併設されており、それを見た斎藤は「僕がつくたい球場って、本当こんな感じかもしれない」とうれしそうに見渡す。こんな球場を子どもたちと一緒につくりたいと考えている斎藤。みんなが手作りでプレートをつくったり、芝を植えたりという経験をすると子どもたちが愛着を持って球場を使ってくれる“みんなの野球場”になる。それが斎藤のつくりたい野球場だった。

少年少女がホームランの喜びを分かち合い、地域のコミュニティーが生まれる球場を日本中に広める。それが斎藤なりの野球への恩返しだった。

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写真提供:(C)日テレ

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