サムスン「Galaxy Z Fold6」の全スペックが判明?前機種からの変化を示す画像も登場

Image:Framesira/Shutterstock.com

今月初め、サムスンの次期横折りスマートフォン「Galaxy Z Fold6」の“公式画像”や、ディスプレイを紹介する画像が登場していた

それに続き、現行のGalaxy Z Fold5とどこが違うかを明確に示す写真を著名リーカーがシェア。それに加えて、「フルスペック」と称する情報も公開されている。

サムスン未発表製品のリークに定評あるIce Universe氏はXにて、Galaxy Z Fold6のダミーモデルと称する写真をシェアしている。

その1つは、折りたたんだ状態のGalaxy Z Fold5と横に並べたもの。ここでは後継機種のカバーディスプレイ(外側の画面)が幅広くなっていることや、折りたたみ軸が目立たなくなっていると確認できる。

さらに比較写真では、Galaxy Fold6の直線的なカドと、旧モデルの丸みを帯びたカドとのコントラストが際立っている。こうしたデザイン言語は、同社のフラッグシップ機Galaxy S24 Ultraに近づくものだ。

かたや背面カメラは、レンズの周囲に金属製のテクスチャ入りレールがあるものの、縦に並ぶトリプルレンズはGalaxy Z Fold4から変わっていない。

ほぼ時を同じくして、インドメディアSmartprixもGalaxy Z Fold6の「フルスペック」を、独占情報として掲載している。以下が、そのあらましである。

  • 折りたたみ画面:7.6インチ(2160 x 1856) /アスペクト比4:3:4
  • カバーディスプレイ:6.2インチ(2376 x 968) アスペクト比22:9
  • 搭載チップ:Snapdragon 8 Gen 3
  • RAM:12GB
  • 内蔵ストレージ:256GB/512GB/1TB
  • 背面カメラ:メインカメラ50MP、超広角カメラ12MP、望遠カメラ 10MP
  • 自撮りカメラ:10MP
  • バッテリー:4400mAh

前Galaxy Z Fold5からの主な変更点は、まずチップセットがSnapdragon 8 Gen 3に一世代新しくなり、Galaxy S24シリーズと等しくなること。「サムスンの折りたたみ機は、ほぼ半年遅れでフラッグシップ機と同じチップを採用」という前例を踏襲するようだ。

第2に、ディスプレイのアスペクト比。折りたたみ画面は21.6:18から4:3.4、カバーディスプレイは23.1:9から22:9となっている。つまり、前者は正方形に近くなり、後者は幅広くなって一般的なスマホとの差が縮まった格好だ。

ほかはRAMも同じ12GB、カメラの構成やバッテリー容量も前モデルから据え置きであり、マイナーチェンジに留まっている感もある。全くの新規購入であれば価値あるデバイスとも思えるが、Galaxy Z Fold5ユーザーは乗り換えを躊躇するかもしれない。

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