32歳FW宇佐美が「MVP候補」 今季7得点の“エース復活”に海外注目「まるで全盛期」

G大阪の宇佐美貴史【写真:Getty Images】

宇佐美は柏戦で今季7点目を挙げ4連勝に貢献

ガンバ大阪FW宇佐美貴史は6月16日、J1リーグ第18節柏レイソル戦(2-1)で、2試合連続となる今季7点目をマークした。キレキレのドリブルから繰り出された一撃に海外も取り上げている。

好調のG大阪は前半15分にいきなり宇佐美が見せた。ペナルティーエリア内で受けると、細かいタッチで相手DFをかわし右足を一閃。宇佐美ならではのテクニックを存分に発揮した強烈なシュートが決まり、先制点をもたらした。

チームはその後、FW山田康太が本拠地初ゴールを奪って2-1で勝利。宇佐美の今季7点目でチームは4連勝を飾った。

これにブラジルメディア「グローボ・エスポルチ」は「JリーグでG大阪の復活を牽引する宇佐美」と見出しを打って報道。宇佐美について「32歳の元日本代表はまるで全盛期のようなプレー」と伝えた。G大阪も昨季は残留争いを強いられながら、現在は3位と上位をキープ。ダニエル・ポヤトス監督2年目で「今年は非の打ちどころのないサッカーを展開」と称賛された。

そのポヤトス監督が「宇佐美のサッカーを復活させると言う偉業を達成」とし、「背番号7の主将に時には10番、時には偽9番として役割を果たす。チームが彼を中心に武装したことで宇佐美は2014年以来、彼がプレーしたことのないレベルのプレーを取り戻した。次々と試合を決定付けた宇佐美は現在のパフォーマンスにおいて、Jリーグで最高の選手であり、このレベルを最後まで維持すればMVP候補の1人である」と、“復活劇”を褒め称えた。

柏戦の得点についても「個人技で素晴らしいゴール」と称賛。J2から昇格後、即三冠を達成した2014年は負傷で離脱した期間もありながら、J1リーグ26試合10ゴールの活躍だった。今季、チーム牽引している宇佐美の活躍には海外も注目しているようだ。(FOOTBALL ZONE編集部)

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