東京女子医大で教員採用・内部昇格に同窓会組織「至誠会」への寄付額が評価対象に 3月に警視庁が家宅捜索も

東京女子医科大学で、医学部卒業生の教員採用などにあたり同窓会組織への寄付額を評価対象としていたことがわかった。

関係者によると、東京女子医科大学では卒業生の教員への採用や内部昇格にあたって、同窓会組織「至誠会」への寄付の実績が評価に影響すると通知されていて、寄付額などがポイントに換算され評価が行われていたという。

文部科学省は2024年5月、大学に対し報告を求めていて「本来は教員の実績に基づいて評価されるべき。教員の選考は社会に理解を得られる形で適正に行わなければならない」としている。

「至誠会」を巡っては勤務実態がない職員に給与を支払っていたとして、2024年3月に警視庁が大学などを家宅捜索している。

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