【衝撃】常磐道で車4台が絡む事故 衝突後も右へ左へ…専門家が指摘する高速道路の危険スポットとは?

6月14日、常磐自動車道の三郷JCT付近で複数台の車4台が絡む事故が発生。事故の瞬間をドライブレコーダーが捉えていました。

高速道路を走行していたところ、右手から現れた白い車が、前方を走る黒い車に猛スピードで激突!

「あああああ!危ない危ない!」

思わず叫ぶ撮影者。白い車はぶつかったあとも速度を緩めることなく、そのまま黒い車ごと他の車に衝突を繰り返します。

ぶつかった衝撃で、蛇行運転するかのように道路を右へ左へと走る白い車。

その後、壁にぶつかりようやく停止しました。
あまりの出来事に、「あぁ…なに…?」と言葉を失うドライブレコーダーの車の運転手。

事故を目撃した動画の撮影者:
ちょっと真隣だったので、あ然としちゃって。スピードがもうちょっと遅かったらって考えると、多分、自分の方もぶつかってきていたんじゃないかなって。

“合流地点”に要注意

多くの車を巻き込んだ今回の事故。
なぜこのような事態になってしまったのか、交通事故鑑定人の中島博史氏に映像を見てもらいました。

交通事故鑑定人 中島博史氏:
合流地点、ジャンクションとかも含めて、車の軌跡が交差する所では事故が多いです。
合流しやすくするために右の車線に移るということは、結構運転している方では、実践している方多いと思います。そこで混雑が起きます。

実際に映像を見直してみると、事故が起きた場所は左からの合流直後。
追い越し車線が混雑しているように見えます。
その追い越し車線で、前方を走る黒い車が混雑によりブレーキをかけスピードを緩めた瞬間、事故を起こした車が、後ろから衝突しているのが分かります。

交通事故鑑定人 中島博史氏:
前の車の減速を見たんだけれども、間に合わずに追突してしまったというような状況だと思います。
危険が増すような車線変更まではしなくてもいいです。今の状況を維持するというのも、運転手としては必要な判断になります。
(「めざまし8」6月17日放送)

© FNNプライムオンライン