英代表コンビが披露した新セレブレーション裏側 EUROで披露、ゲームで深めた絆に海外注目

ベリンガムとアーノルド【写真:ロイター】

ベリンガムの決勝ゴールでイングランドは白星発進

イングランド代表MFジュード・ベリンガムは現地時間6月16日の欧州選手権(EURO)グループステージ初戦のセルビア戦で決勝点をマークした。得点後にはこの日MFとして先発出場していたトレント・アレクサンダー=アーノルドとともに片膝を付き、顔を手で覆うゴールセレブレーションを披露し、そのパフォーマンスに込められた意味を明かした。英紙「デイリー・テレグラフ」が報じた。

前回大会準優勝で、今大会も優勝候補に挙げられるタレント軍団のイングランドは前半13分、右サイドで抜け出したFWブカヨ・サカのクロスにベリンガムが豪快なダイビングヘッドで合わせてゴールネットを揺らした。これが決勝点となり、1-0で勝利した。

今季レアル・マドリードでシーズン23得点したベリンガムといえば、両手を広げてスタンドを仰ぎ見るおなじみのゴールセレブレーションだが、この試合ではそれだけでなく、アーノルドと向き合って片膝をつき、右手で顔を覆う斬新なセレブレーションも披露した。

試合後、試合のプレイヤー・オブ・ザ・マッチ(MOM)に選出されたベリンガムはこのパフォーマンスについて解説していた。

(画像はベリンガム公式Xのスクリーンショットです)

「あのセレブレーションは僕たちが遊んでいる“wolf”というゲームからきているんだ。一緒にやっているスタッフの一人が、何が起きているのかわからない時にいつもこうやって顔を覆うんだ。これは日々頑張ってくれているバックルームスタッフのためのセレブレーションだ。彼らはこのような賞(プレーヤー・オブ・ザ・マッチに選出)をもらうことも僕たちがピッチで感じるような瞬間を味わうことはないが、僕らにとっては欠かせない存在。大会を通して、こうした雰囲気を保つことは大切なんだ」

ベリンガムが語った「wolf」というのは日本では人狼ゲームと呼ばれるパーティーゲームのこと。イングランド代表ではチームの親交を深めるために、以前からスタッフも交えてよく遊ばれているようだ。ベリンガムは日頃チームをサポートしてくれているスタッフへの感謝を込めてこの新しいセレブレーションを披露していた。(FOOTBALL ZONE編集部)

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