プロボクシング 佐々木選手、アジア2冠 市長を表敬訪問 「世界目指す」 八王子市

2本のベルトを抱える佐々木選手

市内出身・在住のプロボクサー佐々木尽さん(22)が、5月に行われたOPBF東洋太平洋とWBO―APの2団体のウェルター級王座統一戦に勝利。アジア2冠を獲得し6月5日、初宿和夫市長を表敬訪問した。

佐々木さんは「皆さんのおかげでボクシングができている。ボクシングに懸ける気持ちは誰にも負けない。今後は日本人初のウェルター級での世界チャンピオンを目指す」とあいさつ。初宿市長はその功績をたたえ労った。

佐々木さんは八王子中屋ボクシングジム(中屋一生会長)所属。戦績は19選17勝(16KO)1敗1分。後援会長の黒須隆一さんは「気持ちが強い選手。技術だけでは勝てない。普段は優しいのに、リング上では人が変わったよう。それがいいところ」と評する。

別所小、別所中、都立八王子拓真高校を卒業した生粋の八王子っ子で、17歳でプロデビューし、若手のホープとして注目を集める。2023年1月にWBO―APウェルター級の王座を獲得し、今回「LeminoBOXINGフェニックスバトル116」大会で3度目の防衛戦に勝利し、東洋太平洋王座も獲得した。

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