米ツアーで4戦連続&今季8度目のトップ10入り 古江彩佳はノーボギーも「悔しい一日でもあった」

古江彩佳は今季8度目のトップ10入りとなった(撮影:GettyImages)

<マイヤーLPGAクラシック 最終日◇16日◇ブライズフィールドCC(米ミシガン州)◇6556ヤード・パー72 >

海外メジャーを翌週に控えた最終日。19位タイで迎えた古江彩佳は、ボギーなしの4バーディを奪い4アンダーの「68」をマークした。トータル12アンダー・8位タイで終え、これで4戦連続、さらに今季8度目のトップ10入り。ラウンドを終え、大会を中継するWOWOWのインタビューでも終始笑顔を浮かべる。

そこで一日のプレーについて聞かれると「風もそこそこ強いなかでボギーなくあがれたのは良いプレーだったとは思うんですけど、最終日はもうちょっと…。チャンスにつけられたところもあったし、それを逃すことも多かったので、悔しい一日でもあったかな」と振り返る。

前半は4番、5番、8番と3バーディを奪い流れ良く後半へ突入。しかしバックナインでは思うようにパットが決まらなかった。「やっと入ってくれた」という終盤の17番パー4では、ティグラウンドの位置がきのうよりも前に出されていた。「狙いやすい」としっかりフェアウィに置き、チャンスにつけてワンパット。この日最後のバーディを奪った。

初日「70」、2日目「68」、3日目「70」、そして最終日も「68」と4日間すべてをアンダーパーでラウンド。「毎日アンダーで回れたと思うので、そこは褒めたい」。納得いく一週間ではあった。そんななかでも「もったいないところもいくつかあったので、直していける点かなと思います」とさらに課題も見つけ、伸びしろも感じられる。

5月末にあった海外メジャー「全米女子オープン」から連戦が続いている。今週は4連戦目で、20日から始まる「KPMG全米女子プロゴルフ選手権」(米ワシントン州、サハリーCC)に挑む。「また、集中して。難しいコースだと思うので」。林間コースで知られているサハリーCCはコース両サイドに木が多く、全体的にフェアウェイが狭い。ショット力が試される難関コースで「しっかり耐えながら自分らしいプレーができればいいなと思います」と意気込んだ。またここがパリ五輪代表争いの最終戦。今週のいい状態をそのまま持ち込みたい。

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