「たくさんの人に知ってもらえるように」真庭市の小学生が江戸時代から伝わる盆踊りを体験【岡山】

岡山県真庭市の勝山地区に江戸時代から伝わる盆踊りを、地元の小学生が体験しました。踊り手が減少するなか、伝統文化を後世に残そうという取り組みです。

真庭市の重要無形民俗文化財に指定されている、勝山千代萬歳豊稔踊(かつやまちよまんざいほうねんおどり)です。三河国西尾藩の三浦明次が勝山藩士となった際、藩士と領民との融和を図るため、作り出されたといわれる盆踊りで、ゆったりと上品な動作が特徴です。

高齢化で踊り手が減少するなか、伝統文化を後世に残そうと、毎年、勝山小学校では体験会が開催されていて、今年はおよそ90人の児童が参加しました。

(参加した児童)
「自分たちでたくさんの人に知ってもらえるようにしたい」
(千代萬歳豊稔踊保存会 前田榮さん)
「あれならできるという子どもが2人でも3人でも増えればいいなと」

勝山千代萬歳豊稔踊は、8月に地元で開催される夏祭りで披露されるということです。

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