ハンセン病療養所の世界遺産登録へ向け機運を高めるフォーラム 俳優・竹下景子さんは患者の思いを綴った作品を朗読 【岡山】

瀬戸内市の長島にある2つのハンセン病療養所の世界遺産登録へ向け、機運を高めようと、シンポジウムが開かれました。

シンポジウムは、RSK山陽放送が開いたものです。はじめにWHOのハンセン病制圧大使を務める日本財団の笹川陽平会長が、世界の各地では、いまだ病気に対して根強い差別があると現状を伝えました。

このあと、俳優の竹下景子さんが、かつて患者が家族への思いなどを綴った文学作品を朗読しました。
(竹下景子さんの朗読)
「星を眺めていると、いつも僕は故郷のことを思い出すのです」

また、ハンセン病に関する訴訟に長年携わってきた徳田靖之弁護士は、悲劇を繰り返さないためには「過去を正確に知ることが大切」などとして、長島に残る建造物を世界遺産として保存・活用する意義を訴えました。

シンポジウムの模様は、7月14日の午後4時からRSKテレビで放送します。

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