ハンセン病療養所・長島愛生園の入所者の作品展「長島からの風」絵画や陶芸など111点【岡山】

国立ハンセン病療養所・長島愛生園の入所者らが手がけた、絵画や陶芸などの作品展が、岡山市北区で始まりました。

入所者が描いた長島からの風景。愛生園に寄贈され、今回初めて公開された作品です。この作品展は、ハンセン病問題について理解を深めてもらおうと、6月22日の「らい予防法による被害者の名誉回復及び追悼の日」に合わせて毎年行われているものです。

会場には長島愛生園の入所者らが手がけた絵画や陶芸、写真、俳句、川柳など111点が展示されています。

(長島愛生園歴史館主任学芸員 木下浩さん)
「入所者の方がそれぞれ打ち込んで作られた作品です。それにはいろんな思いがあります。その思いを感じていただいてもらうために来ていただいて、実際に見ていただけばと思います」

長島愛生園の歴史なども紹介されている「長島からの風~ハンセン病療養所世界遺産登録をめざして~」は6月30日まで開かれています。

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