大会前にけがも…学法石川・増子陽太、5位でインターハイ出場へ 東北高校陸上5000メートル 福島

いま注目の高校生アスリート、学法石川高校2年の増子陽太選手。増子選手は、鏡石中3年のときに陸上3000メートルで中学日本記録を樹立。全国大会では日本一に輝くなど頭角をあらわし、去年、陸上の強豪・学法石川に入学しました。そして、2年生となった今年は4月に開催された記録会で5000メートルの高校2年歴代最高記録を樹立。さらに、20歳以下のアジア選手権で優勝するなど、世界の舞台で活躍しています。その増子選手が15日、インターハイ出場をかけて東北大会に挑みました。

福島市で17日まで4日間行われていた高校陸上の東北大会。憧れのインターハイ出場へ、高校生アスリートたちが熱戦を繰り広げました。このうち、男子5000メートルには、学法石川高校2年の増子陽太選手が出場しました。

スタート直後から集団の前方でレースを進める増子選手。1000メートルを過ぎたあたりで留学生の2人が抜け出すと、後方で日本人の集団が形成されます。30℃を超える厳しいコンディションの中、増子選手は日本人の集団の先頭に立ち、積極的にレースを進めます。

しかし、残り2周となったところで宮城・仙台育英の選手がスパート。大会前にけがをしたという増子選手は、スパートに対応しきれず徐々に離されます。それでも、インターハイ出場圏内の6位以内となる5位でフィニッシュ。万全ではない体調の中、次につながるレースとなりました。

学法石川・増子陽太選手「目標とはかけ離れた結果だったが、ここがピークではなくゴールではないので、インターハイまでには間に合わせて、今回負けた選手には絶対勝つという気持ちでインターハイ優勝目指して頑張っていきたい」

インターハイの陸上競技は、福岡で7月28日から行われます。



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