フリーアナ吉田明世、山登りに潮干狩り、田植え…この春、家族で挑戦してよかったことBEST3!

【薬剤師監修】子どもとの安全おでかけマニュアル。カバンに入れておく救急セットはこれだ!

現在、5歳の女の子と3歳の男の子のきょうだい育児に奮闘中のフリーアナウンサーの吉田明世さん。新年度の始まりとともに、新しいことにチャレンジした経験について聞きました。育児エッセイ第49回です。

この春、挑戦してみてよかったことBEST3を紹介します!

気づけば夏。2024年も間も無く折り返し、今年もあっという間に過ぎていく日々。
歳を重ねれば重ねるほど、時間が過ぎるのが早く感じますが、同じように子どもの成長スピードも加速する一方!

仕事も子育ても、日々のルーティンをこなすのに必死になっていると、あっという間に大きくなってしまうから。この春は、今まで経験したことのないことにチャレンジしよう!そんな決意の中、今年の春はいろんな体験ができました。その中でも印象に残っていることをご紹介したいと思います。

1.初山登りにチャレンジしました

吉田家は子どものころからよく山登りをする家族でした。赤岳や白馬など、いろんな山を登ったので、子どもたちにもいつか経験させてあげたい、そんな風に思っていました。

とは言っても末っ子の私は、体力的にも精神的にも姉と兄に勝てるはずもなく、必死でついて行っては半べそをかいて何度も立ち止まったり、一緒に登った父やお友だち家族のお父さんに背負子(しょいこ)で担いでもらったりと、幼いながらにまわりに迷惑をかけてしまい申し訳ないなぁと思っていた記憶も。
それでも、頂上にたどり着いたときの達成感は、経験した人だけが感じられる最高の体験です。

これまでタイミングを見計らっていましたが、息子も3歳になったということで、今年は初山登り!高尾山にチャレンジすることに。
途中までロープウェイを使ったものの、その後の頂上までは3歳と6歳にとっては大変な道のりでした。最後のほうは案の定2人とも疲れがにじみ、今にも取り乱しそうではありましたが、途中できょうだいで協力しあい、お姉ちゃんが弟に優しく手を差し伸べる姿も。

「頑張ったあとのお弁当ってこんなにおいしいんだねぇ」とモリモリ食べる2人を見て、山登りによってひとまわりもふたまわりも成長した姿が見られました。
いつか富士山もめざしたい!

2.潮干狩り、こんなに楽しいものとは…!

意外にも、私自身も初体験だった潮干狩り。今回はふなばし三番瀬海浜公園前の干潟にてチャレンジしました。
砂まみれになりそうだし、私は子どもたちのフォローに回ったり、写真を撮ったりしようかな、なんて思っていたのですが…た、楽しすぎる……。
あさりを見つけたときの喜び。これはまさに宝探しである。気づけば海水の水たまりに座り込み、子どもたちが迷子にならないように目を光らせながら両手であさりをあさりまくる母なのでありました。(おっと、失礼!)

子どもたちも貝を見つけてはうれしそうに持ってきてくれて、ヤドカリやカニなど生き物観察もできて大満足の様子。
そして、お家に帰って調理するところまでが潮干狩りの醍醐味(だいごみ)。スーパーに売られているものよりも塩抜きするのにかなり苦労しましたが、酒蒸し、パスタ、おみそ汁と自分たちで収穫したあさりを堪能させてもらいました!調理直前まで生きていたあさりの命をいただくという点でも、とてもいい食育につながったなぁと思います。

いやぁ。潮干狩り、楽しかった…。これは毎年の恒例行事にしたい!

3.田植えでお米の大切さを実感

夫の実家が岡山で兼業農家ということもあり、これはぜひいつか体験させてあげたかったことのひとつでした。

最初はお洋服汚したくない…泥のお水に入りたくない…と言っていた2人でしたが、今日はお着替えもあるし、思いきりどろんこになってもいいんだよ!と伝えると、吹っ切れたように目を輝かせ、黙々と苗を植えていました。
途中で転倒し、おしりの半分が真っ黒になっちゃったーと大笑いしながら、田んぼにいるカエルやザリガニなどいろんな生き物を見つけたりと満喫していました。

「田植えって、こんなに大変だと思わなかったよ〜。じいじとばあば、いつも頑張ってくれてありがとうだね」という子どもたち。改めて農家さんが大切に育ててくれたお米、感謝の気持ちを持って1粒1粒残さず食べる意義を感じてくれたのではないかなと思っています。秋には収穫体験もできるみたいなので、また参加したい!

そんなわけで、ついいつもの公園、いつもの遊びで日々過ぎて行ってしまいますが、ときには「いっちょやりますか!」と気合を入れて初めての体験をするっていうのも、とっても楽しいことなんだなと実感した今春。
もちろん、無理のない範囲で、ほどほどに、やれる範囲で、これからも子どもたちの初体験を提供できたらなと、毎度次の日身体がバッキバキになりながらも思っております!

文・写真/吉田明世 構成/たまひよONLINE編集部

●記事の内容は2024年5月の情報で、現在と異なる場合があります。

UVカット帽子「シンプルでおしゃれ!」「種類も豊富!」この夏役立つ★おすすめ4選

吉田明世さん(よしだあきよ)

PROFILE
1988年生まれ。2018年5月に女の子を、2020年12月に男の子を出産した。TBSのアナウンサーを経て、19年にフリーとなり、東京FM「ONE MORNING」(月~金6時~9時)「THE TRAD」(月・火15時~16時55分)レギュラー。ほかにTV、イベント、コラム連載など幅広く活躍中。保育士資格のほか、絵本専門士の資格も取得。2022年、初の絵本「はやくちよこれいと」(インプレス)を出版。

© 株式会社ベネッセコーポレーション