見て作って味わって!丸ごと楽しめる食と文化の発信地「鐘崎 笹かま館」若林区鶴代

こんにちは。地域特派員のみうらゆゆです。

お出かけが楽しい季節になってきました。これからお中元や七夕など日本の文化も感じる季節でもありますね。

日頃、笹かまぼこをはじめ、「牛たん かねざき」の贈り物、「杜のこんだて 鐘崎」のお弁当、お正月限定の「おせちかまぼこ」などで利用している「鐘崎」。今回は、仙台市若林区鶴代にあるアミューズメント施設「鐘崎 笹かま館」へ。工場見学や手作り体験も予約して、好奇心いっぱい!ワクワクしながら行ってきました♪

「鐘崎 笹かま館」目印はこちらです

出典:リビング仙台Web

国道4号、卸町交差点から卸町大通りを仙台東部道路方面に向かうと、大きな赤い看板が見えてきました。

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この日は早朝工場見学からのスタート! なんと朝8時からで集合は7時50分のため早めに到着したのですが、早朝に関わらず、駐車場にはすでに車が。ああ待ちきれない♪

この工場見学、鐘崎の自慢の逸品「大漁旗」のおいしさを発見できるツアーで朝食付き! 焼き立てのおいしい笹かまぼこが待っているかと思うと、それだけウキウキしてきます。

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集合時間まで、笹かま館のパンフレットをちらり。

工場見学や笹かま作り体験ができるだけではありません。お買い物や食事ができるコーナーがあるほか、予約なしで自分で笹かまを手焼きできるコーナーもあり、まさに笹かまをたっぷりと満喫できる施設です。

早朝の工場見学へ 笹かまの誕生に立ち合える!?

出典:リビング仙台Web

工場のスタッフの方が優しく誘導してくれて、いよいよ工場見学スタートです。

歴史から製造まで、パネルやスライドなどで、分かりやすく説明してくれます。

出典:リビング仙台Web

こちらは原料について。あの大人気の大漁旗は脂のりがよい、上品な旨味があるキチジ・キンキが使われているのだそう。

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歴史も学べます。なんでも、魚のすり身に塩で味つけたものが笹かまぼこの始まりなのだとか。

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また、笹かまぼこの製造工程なども教えていただき、実際に製造ラインも見学。窓越しにみえる白衣姿の社員の皆さんは、各々の持ち場で一心にお仕事されていました。

鐘崎の看板商品といえば、なんといっても「大漁旗」。職人がこだわって作り上げた逸品で、食べ方も追求するなどこだわりを尽くした唯一無二の笹かまです。社員の皆さんの大漁旗への愛はとっても大きいそうです。そして驚くことに、食べ方の「秘伝の書」もありました!

そして、工場で作られた出来立ての商品は、開店に合わせて納品されるそうです。なんて贅沢な笹かまなんでしょう。美味しいはずですよね!

見学の合間には、工場の驚きの出勤時間や、会社の皆さんが毎日の会話の中で話す合言葉についてなどのクイズも! そうした皆さんの手によって作られているんだなと思うと、より美味しさが増すような気がします。

なかなか味わえない!笹かま工場のしあわせ朝ご飯

工場見学終了後、朝に受け付けした「杜のこんだてcafe」で朝ご飯!

出典:リビング仙台Web

あら汁もすごく優しいお味。

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こちらが工場から届く大漁旗。でっかくて厚い! できたてほやほやで味わえるとは嬉しい! なんて素敵な朝ごはん何でしょう。大満足です♪

館内を探検

続いて予約していた手作り笹かま体験が10時半からなので、それまで館内を散策しました。

出典:リビング仙台Web

こちらはお買い物スペース。工場から届く作りたての商品がずらり。あらためて、趣向を凝らした多彩な商品の豊富さに驚嘆しました!

出典:リビング仙台Web

インパクトのある商品を発見!

出典:リビング仙台Web

また鐘崎では牛たんも扱っています。

このほか、宮城県産のお酒や水産加工品なども手に入りますよ。

季節限定の商品もあり

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夏の季節商品は「とうもろこし」(6~8月)。季節ものって食べたくなりますよね。購入して帰ったのですが、とうもろこしがゴロゴロ入っていて、甘くて美味しかったですよ!

ちなみに、とうもろこしの後は、秋はまいたけ(9~10月)、冬は仙台せり(冬:11~2月)が登場するそうです。確か春は、たけのこ(3~5月)でしたよ。

また秋冬商品として「かまぼこ職人が独り占めしておきたかったおでん」やお正月限定のおせちかまぼこがあるということで、笹かまや蒲鉾が季節と共に楽しめますね!

鐘崎屋

出典:リビング仙台Web

創業当時の「鐘崎屋」という名称を受け継いだこちらのスペース。焼き立ての笹かまやお茶漬けなども食べられ、お酒も飲めます。

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揚げたての「ちぎり揚げ」。自宅用に購入しました♪

文化を発信!サロンやギャラリーも

自然の恵みへの感謝を込めて『世界や次世代に新しい文化を発信したい』という思いから、「藤城清治メルヘンサロン」や「鐘崎ギャラリー」を併設しています。

「藤城清治メルヘンサロン」では、影絵作家の藤城清治さんの作品が展示されています。先日テレビで藤城清治さんを拝見しましたが、100歳になられても現役でご活躍中です。

出典:リビング仙台Web

藤城清治さんと鐘崎の先代の社長が交流があったそうで、「海」をテーマにした作品の制作をお願いしたのだそうです。

その作品がこちら。

出典:リビング仙台Web

横15mもの大壁画! 影絵が鮮やかで綺麗でした。心が癒される温かいぬくもりと優しさを感じました。

2階の「鐘崎ギャラリー」には、鐘崎オリジナルの絵などがたくさん展示されていました。

出典:リビング仙台Web

ギャラリー内にあったカラクリンコーナー。からくり人形ならぬカラクリンの魚があり、ハンドルを回して遊べます。

また、ぷっくら笹かまの顔出し記念撮影コーナーや魚についてのクイズの出題などもあり、小さいお子さんから大人までみんなで楽しめます! ベビーベッドの置いてある休憩コーナーもあるので、赤ちゃん連れにも嬉しいですね。

仙台七夕ここにあり

出典:リビング仙台Web

8月には仙台の街をにぎわす「仙台七夕まつり」が開催されますね。お祭り期間以外にも、七夕飾りを楽しめる場所が、笹かま館に併設された「七夕ミュージアム」。七夕飾りが常設展示されています。

出典:リビング仙台Web

まつり期間以外にも仙台七夕を楽しめるとあって、外国の方も観にきていました。県外のお客さんにもいいですね。

また現在のような豪華絢爛な七夕飾りだけでなく、藩政期や明治・大正時代の七夕飾りの写真の展示もあり、仙台七夕まつりの変遷をかいまみることができるので、地元の皆さんも必見ですよ。

いよいよ手作り笹かま体験!

体験時間となり、手作り笹かま体験のコーナーへ。

出典:リビング仙台Web

予約家族連れ、カップルなど勢揃い。用意された帽子とエプロンをつけて、楽しみながら笹かま作り。

講師の先生が手を取り、懇切丁寧に教えてくれます。材料は用意されていて、団子状になったすり身を教えられたようにこねて、型ぬきします。この型抜きをするのが1番難しかったです。

出典:リビング仙台Web

専用の笹かまを焼くバーナーはなんと300度。必ず軍手で櫛を持つようにとのことでした。表裏をひっくり返しつつ約10分焼くと美味しそうな焼き色が。手をかけて作ることで、ますます笹かまファンになりました。

ランチで〆! 一日中「笹かま館」を満喫

体験を終え、ランチを堪能しようと「杜のこんだてcafe」へ。

出典:リビング仙台Web

特製プレートランチや、大漁旗カツ丼などの食事メニューのほか、スイーツやドリンクなどのカフェメニューが味わえます。

出典:リビング仙台Web

こんな気になるメニューも!

食事メニューはここでしか食べられない魚や笹かまを使用されています。その中で、私が注文したのは「旬のお野菜ガレットと鯛だしご飯の特製プレートランチ」(1350円)。

出典:リビング仙台Web

このランチでは、笹かまにオリーブ油の組み合わせで頂きました! 新しい食べ方をゲット。

野菜も豊富でヘルシー。なんとスイーツのアイスクリームにも笹かまがありました。まさに笹かま尽くしという感じです。魚や笹かまがこんなに美味しいなんて。本当に幸せ~。

この日はお惣菜も購入。楽しい体験をできたことはもちろん、かまぼこはもちろん、アートや仙台の文化も満喫。充実した1日を過ごしました。

笹かまについてはもちろん、自然の恵みやふるさとの文化の発信地なっているこちらの笹かま館は2019年で開館30周年を迎えたそう。受け継がれる味はもちろん、さまざまなアイデアで新たな商品を次々と世に送り出している鐘崎の世界がこれからも広がり、宮城をこれからも元気にしてくださいますように。

リピーターも多いのが納得の、楽しい&美味しいがいっぱいの「鐘崎 笹かま館」。皆さんも、笹かまワールドを楽しんでみませんか!

DATA鐘崎 笹かま館宮城県仙台市若林区鶴代町6-65営業時間 9:30~18:00TEL 022-238-7170駐車場有◇体験・見学・買い物・食事・軽食

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