大手銀行装う広告か SNS型ローン詐欺で何度もお金詐取される 熊本県錦町の住民が被害

熊本県警人吉署は17日、錦町の住民が交流サイト(SNS)を使ったローン詐欺に遭い、お金を何回もだまし取られたとして、防犯メールで警戒を呼びかけた。

署によると、15日午後7時ごろ、被害者がSNSを閲覧していたところ、大手銀行のローン広告を見つけて申し込みを行い、その後SNSで連絡を取った。手数料として借入額の10%を指定口座に振り込んでもらいたいと言われ、言われたとおり振り込みをした。「口座番号に間違いがあり、修正するための費用として借入額の20%を振り込んでほしい」などという連絡があり、何度もお金を要求され、お金をだまし取られたという。

同署は「SNSでのローンや投資の広告は詐欺を疑う。振込先が個人名であったり、度々異なる口座だったりするときは詐欺を疑う。一人で判断せず、家族や警察に相談するなどの防犯対策をお願いします」と注意喚起している。

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