「女性が住みたい街」1位は大宮!魅力はコンパクトシティー「ここでいろんな事できる」駅すぐそばに住宅街

女性向けの賃貸検索サイトで、女性が憧れる街と住みたい街のランキングが発表された。

現実と理想の間には一体何があるのか、リアルなその差を見ていく。

「憧れの街」について、首都圏に住む18歳から39歳の未婚女性を対象に調査を行った。

1位は横浜、さらに吉祥寺や中目黒、みなとみらいなどおしゃれなイメージの街が並んだ。

憧れの街「横浜」・20代:
横浜は憧れます。中華街とか観光の所とかいっぱいあるし。

憧れの街「みなとみらい」・20代:
みなとみらいとか。夜景がすごい。観覧車とかめっちゃいいイメージ。住めたらいいな。

憧れの街「鎌倉」・20代:
鎌倉もすてきだなと思う。利便性はないから、夫婦でとか年取ってから住みたい。

憧れの街「中目黒」・20代:
響きが中目黒住んでるんだよねって言いたい。おしゃれだなって、ただいい女感が出る。

調査を行った会社に憧れられる街のポイントについて、株式会社CHINTAI 広報室・ 高橋真室長は「飲み屋さんがすてきだとか、いいレストランがあって憧れておしゃれな印象からきている」と話す。

――「住みたい街」はどうやって調査した?

株式会社CHINTAI 広報室・ 高橋真室長:
住みたい街は実際に検索して、不動産会社に問い合わせをした街。

首都圏エリアの住みたい街は、女性から問い合わせが多かったケース。
高円寺や池袋などトップ10の常連に加えて、船橋など2023年から一気にジャンプアップした街もあった。

1位は埼玉の大宮だった。

住みたい街「池袋」・20代:
いっぱい路線通ってるのと、買い物とかも困らないし。

住みたい街「中野」・20代:
職場が新宿なんですけど、中野は近いから住みたい。

住みたい街「北千住」・20代:
常磐線でいろんなところ行けるし、意外と安い。東京だけど。

2つのランキングの家賃相場を比較すると、「住みたい街」の平均は7.6万円。

これに対し「憧れの街」は中目黒や新宿など10万円以上の街が目立ち、平均は8.7万円。
1万円以上の差がある。

では果たしてどれくらいお得なのか。
大宮の街に行き、「憧れの街」1位の横浜とほぼ同じ条件の物件を見せてもらった。

株式会社スマイエ大宮店・塩崎泰希(「崎」は立つさき)店長:
2つの物件、部屋の広さはどちらも同じぐらい。築年数は大宮駅の方が新しい物件。家賃は(大宮駅は)6万1000円と(横浜駅だと)7万9000円。今までの家賃よりも安く、かつ駅は発展している大宮駅を選ぶ。

株式会社CHINTAI 広報室・ 高橋真室長は「住みたい街」1位の大宮について、「再開発がされて商業施設が続々とオープンしている。(駅から)10分圏内の“コンパクト東京シティー”という感じ」と話した。

ではどこまでコンパクトなのか、株式会社スマイエ大宮店・塩崎泰希店長に案内してもらった。

株式会社スマイエ大宮店・塩崎泰希(「崎」は立つさき)店長:
戸建てが建っている場所になっています。すぐそこが駅なので(徒歩)4~5分のエリアです。

新幹線も止まる巨大なターミナル駅でありながら、すぐそばには住宅街。

街の人に「大宮は今でも住みたい街」か聞くと、「都内に出なくても(大宮で)あらかたいろんなことができる(30代)」「家賃の部分とこれから就職するが、大宮はすごく魅力的な街(20代)」などの声が聞かれた。

「憧れの街」と「住みたい街」。
それぞれの特色があるからこそ、ランキングが注目され続けるのかもしれない。

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