数年前からいる?近所の人も目撃?お城のお堀にアリゲーターガー出現!その他の外来種もいる可能性 富山・高岡市

ワニのような口を持つアリゲーターガーと見られる魚が目撃されました。しかもお堀で…。

大きな尾びれを揺らして悠々と泳ぐ巨大な魚。口先はワニのようにとがっているように見えます。

竹内ジーナ記者:「アリゲーターガーが目撃されたのは、こちらの高岡古城公園のお堀です」

水族館の展示をみたので一目でわかった!

動画を撮影したのは近所に住んでいる女性で、今月1日と3日に、高岡古城公園に子どもと散歩で鯉を見に来た時に、アリゲーターガーと見られる大きな魚を目撃しました。

撮影した女性(電話インタ):「鯉がいたかなと思って『ああ大きいな』と思ってみると、明らかに鯉じゃなくて。ひれの感じもまったく違うんで、これアリゲーターガーだなと思って撮影しましたね」

アリゲーターガーといえばー。

毛田千代丸アナウンサー:「今、網にかかりました。あ、出てきた。アリゲーターガーと見られる魚がでてきました。網の中に入りました」

5月21日には、富山市の大きな水たまりで魚津水族館の職員に捕獲されたアリゲーターガー。北米原産の熱帯魚で以前は観賞用に販売されていましたが、生態系を乱すとして国の「特定外来生物」に指定され、現在は飼育や販売が原則禁止されています。

先月捕獲された富山市のアリゲーターガーは、一時、魚津水族館で展示されていて、女性はその展示を見ていたため、一目でアリゲーターガーだと気が付いたそうです。

繁殖のおそれ、絶対に放流しないで欲しい…

撮影した女性(電話インタ):「ひれに水玉があるのも特徴的だし、鯉とまったく違う口元なんでやっぱりすぐわかりましたね。まさかこんな近所の古城公園の堀にいると思わなかったのですごいびっくりしました」

魚津水族館によりますと、古城公園の堀は、アリゲーターガー以外にも、ブラックバスなどの外来種が違法に放たれているということです。

付近の住民は…。

近所の人「(アリゲーターガーが)数年前からいるっていうのはちらほら聞きます」

近所の人:「害があるんだったら捕獲してほしいです」

魚津水族館では、飼えなくなったアリゲーターガーが古城公園の堀に放たれるようなケースが増えると、繁殖の恐れもあるとして、絶対に放流しないよう呼びかけています。

※6/20に更新しています。

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