「高山植物の女王」コマクサが見頃 日光白根山ロープウェイ山頂駅周辺で

日光白根山を望む岩場でかれんに咲くコマクサ=17日午前10時50分、群馬県片品村

 日光国立公園内にあり、栃木、群馬県境の丸沼高原・日光白根山ロープウェイ(群馬県片品村)の山頂駅周辺で「高山植物の女王」と呼ばれるコマクサが見頃となった。

 コマクサは高さ5〜10センチ。花が馬の顔に似ていることが名前の由来。山頂駅周辺には2万株以上が植えられており、8月中旬まで楽しめるという。

 17日午前、標高2千メートルの山頂駅は気温20度前後となり、爽やかな風が吹いた。訪れた人は日光白根山を望む岩場に咲く淡紅色のかれんな花に見入った。東京都多摩市鶴牧3丁目、主婦江原昭子(えはらあきこ)さん(81)は「色の濃淡があってかわいらしい」と笑顔で話した。

 同ロープウェイは18、19の両日、運休となる。

 

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