<シーズン迎えた「沢登り」>山岳会にミヤギテレビ記者が同行 「沢登り」の魅力を体験(宮城)

【画像】シーズン迎えた<沢登り> 記者が挑む

暑い日が続く中、シーズンを迎えた「沢登り」。

宮城県内の山岳会にミヤギテレビの記者が同行し、「沢登り」の魅力を体験してきた。

16日、宮城・川崎町の林道に集まったのは県内の山岳会「白峰会」のメンバー。

ヘルメットに、腰についた沢山のロープ。

初心者から熟練者まで24人が参加し、「沢登り」を行う。

保育士(36歳)

「沢登りは3回目かな。滝がいっぱい多いと聞いているので、登るのが楽しみです」

パート(55歳)

「きょうは3回目です。なにより爽快感。水の流れる中を歩けるのと、怖いんですけれど終わった後は楽しかった思い出しかない」

この日登るのは、「釜房ダム」上流にある「大鍋沢」。

標高差は、500m距離にしておよそ1.3キロだ。

リーダー(沢登り歴20年以上)

「きょうの沢は、短くて急で滝がいっぱいあります。だから楽しく登れると思います。(Q沢登りの魅力は?)魅力…自分で登って感じてみてください」

登り始めてすぐ現れたのは、2つに分かれた8メートルほどの滝。

沢はコケなどで滑りやすいため、沢靴は必須。安全器具を身に付け、さっそく挑戦。

正確な足場をみつけて、仲間の手助けも借りながら一歩ずつ登っていく。

伊藤有里記者リポート

「水の中は、ちょっと楽しいなあって思います」

次々と現れる滝。力を合わせて果敢に登っていく。

沢登り3回目のメンバー

「楽しいです。(Qどんなところが魅力ですか?)暑いときに、さわやかになれるところ。楽しいしかないですよ」

(Q万が一、ひょっとしたら危ないって思うことは?)絶対上から見てくれていてほんとに危ないと思ったら、なんかヘルプがあるだろうなっていうのを信じています」

「沢登り」のコツは正確な足場をみつけ、足の力を使って登ることだという。

記者が真似をしようとするが、なかなか登ることができない。

ロープを出してもらい、ようやく登ることができた。

登っても登っても現れる滝。

このコースは、大小30個ほどの滝が連なる。

自分で好きなルートを見つけて登ることができるのも、魅力だ。

中間地点でたどり着いたのは、最も高い30メートルの滝。

景色は圧巻だがー。

伊藤有里記者「先が見えないです」

直接登ることが難しい滝は、滝の脇の斜面を登っていく。

登ったり降りたりの繰り返し。徐々に体力も消耗してくる。

伊藤有里記者「怖い。どう行けばいいの」

急な斜面ということもあり、常に緊張を迫られる状態。

励ましてくれるのは、一緒に登る仲間の掛け声だ。

山岳会の人「めっちゃ上手!素晴らしい」

伊藤有里記者「みんなが優しく声をかけてくれるので、なんとかここまでこれました」

一時は、諦めてしまいそうになったが、半日かけて大自然のアスレチックを登り切った。

沢登りを終えた伊藤有里記者

「めっちゃ楽しかったです。(Q一歩間違えると、という場面もあったが?)それも楽しみですよね、沢登りの」

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