川崎港で霊前祭 港湾関係者ら労働者の冥福祈る 川崎市川崎区・川崎市幸区

物故者顕彰碑に祈りを捧げる関係者ら

川崎港物故者顕彰碑霊前祭が6月5日、川崎市港湾振興会館(川崎マリエン・川崎区東扇島)の敷地内にある顕彰碑の前で営まれた。川崎港関係者らが参列し、川崎港の発展に寄与した人たちの冥福を祈った。川崎港湾福利厚生協会が主催。

顕彰碑には、川崎港で業務に従事中、命を落とした18人と、川崎港の発展に顕著な功績を残した99人の芳名が収納されている。この日は、昨年亡くなった(株)村山商店の徳丸悦夫元代表取締役専務が功労者として芳名禄に加えられた。

黙祷のあと、同会の西修一理事長が挨拶に立ち「私たちを取り巻く経営環境は依然厳しいが、今日の川崎港の礎を築いた今は亡き諸先輩方の前で、この難局を打破し活力ある川崎港を築いていく」と霊前に誓った。

その後、港湾関係者や遺族らが献花を行い、冥福を祈った。

この顕彰碑は、尊い障害を港の発展に捧げた港湾関係者の功績を称え、永く後世に伝えることを目的に2006年に建立された。

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