南区連長・吉井肇さんの旭日単光章受章を祝う 菅前首相ら200人が祝福 横浜市中区・横浜市西区・横浜市南区

あいさつする吉井さん

南区連合町内会長連絡協議会の会長などを務める吉井肇さん(78)が今年春の叙勲で旭日単光章を受章したことを祝う会が6月9日、中区のローズホテル横浜で行われ、約200人が集まった。

消防団や少年野球

吉井さんは2000年に町内会「南唐沢会」の会長に就任。町内会活動に加え、民生委員・児童委員や青少年指導員、消防団員、交通指導員なども務め、広い視点で地域の安全や活性化に貢献。米店を営みながら、少年野球チーム「唐沢チャレンジャーズ」での指導にも力を入れてきた。

10年から中村地区連合町内会長に就き、福祉施設が多い地域の特徴を生かした行事を推進。19年4月に同協議会の会長に就任し、南区の16地区連合をまとめている。現在は18区の連合町内会長による横浜市町内会連合会の副会長を務めるほか、昨年、南区社会福祉協議会の会長に就いた。これらの功績が認められ、これまでに、厚生労働大臣賞や総務大臣賞を受賞している。

祝う会には、発起人代表で吉井さんと親交が深い菅義偉前首相や山中竹春市長のほか、中村地区の住民らが参加。吉井さんの7人の孫や2人のひ孫からプレゼントが贈られるなど、温かい雰囲気に包まれた。

あいさつの中で吉井さんは「町内会や少年野球などの活動が自分の基礎となっている。これからも南区や横浜のために努力、精進したい」と決意を述べ、「今日のことは一生の宝物になった」と関係者に感謝した。

吉井さん(左)と握手を交わす菅前首相
祝う会には約200人が集まった

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