「アヤらしいスパイクとブロックを」パリ決めたバレー女子日本代表の荒木彩花へ、久光スプリングスの中島咲愛と吉武美佳がエール

西日本新聞社を訪問し、笑顔でポーズを決める久光スプリングスの吉武美佳(左)と中島咲愛(撮影・西田忠信)

バレーボールVリーグ女子1部(V1)の久光スプリングスの選手や関係者が17日、福岡市・天神の西日本新聞社を訪れ、10月に開幕する新リーグ「SVリーグ」に向け、初代覇者への意気込みを語った。練習拠点を佐賀県鳥栖市にした2023~24年シーズンはレギュラーラウンド3位。プレーオフは未勝利で最終順位は6位だった。

7月からチーム呼称を「SAGA久光スプリングス」に変更。鹿屋体大出身で3季目を迎えるアタッカーの中島咲愛(さえ)は攻守で中心選手として期待される。「スパイクにパンチ力を付けて引っ張っていきたい」と自覚をにじませた。

久光の16選手のうち、福岡県出身の6人を含む計9選手が九州にゆかりがある。同県大木町出身の21歳、吉武美佳は「地元でプレーできる喜びを感じる」と口にする。

現在開催中のネーションズリーグでパリ五輪出場を決めた女子日本代表には、久光からミドルブロッカーの荒木彩花と新加入の渡辺彩が招集されている。五輪本番を見据えた同リーグの決勝大会(20日開幕・バンコク)へ、中島は「今の調子でアヤ(荒木の愛称)らしいスパイクとブロックを見せて」とエールを送った。
(西口憲一)

© 株式会社西日本新聞社