“史実に忠実”とは…名古屋城木造復元巡り「市長と職員に認識のズレ」市民からの差別発言問題巡る検証委が指摘

名古屋城のバリアフリーに関する市民討論会での差別発言問題について、6月17日、検証委員会が開かれ、市長と職員の認識のずれが指摘されました。

木造復元される名古屋城のバリアフリーに関する市民討論会で、参加者の市民から差別的な発言が出た問題で、17日、検証委員会の7回目の会合が開かれました。

検証委員会の田中伸明委員長:
「果たして市長が考えていること、副市長が考えていること、職員が考えていることがしっかり一致していたのかどうか」

河村市長などへのヒアリングを踏まえ、委員からは市長が繰り返し主張する「史実に忠実な復元」をめぐり、市の立場が明確でなく市民の混乱を招いているとの指摘が出ました。

市の職員は、車いすなどで利用できる昇降機の設置について障害者団体と協議を進めていますが、河村市長は上層階への設置には後ろ向きな姿勢です。

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