チャウ・シンチーのマイクロドラマ「金猪玉葉」、1話当たりの高収益も話題

香港の俳優で映画監督のチャウ・シンチー(周星馳)が初めて手がけたマイクロドラマ「金猪玉葉」が配信をスタートし、1話当たりの高い収益も話題になっている。

コメディースターのチャウ・シンチーが製作総指揮を務める「金猪玉葉」は2日にTikTok中国国内版「抖音(ドウイン)」で配信をスタート。1話につき約5分のショートドラマで全24話構成となっている。

チャウ・シンチーのアカウント「九五二七劇場」で更新されているが、第1話は配信開始後、2日目に再生回数が3000万回を突破。16日の時点で8話まで配信されているが、いずれも収益は1話につき3000万元(約6億5000万元)を超えると報じられている。

コメディー作品の「金猪玉葉」は、中国語で「殺猪盤」と呼ばれるロマンス詐欺に遭った双子の妹のため、中国へ渡って犯人捜しを始める弁護士事務所勤務の台湾人女性と、写真を盗用されたせいで犯人と誤解されるインフルエンサーの東北人男性が主人公。誤解が解けた後、協力して犯人を追う2人だが、台湾人と東北人のギャップも笑いどころの一つとなっている。

なお、「金猪玉葉」のネットでの反響については「いまいち」とする人が目立っており、「本当にチャウ・シンチーの作品かと疑う」「コメディーが古くさい」などといった声が上がっている。しかし、近年は作品数の少ないチャウ・シンチーだけに、貴重な最新作と歓迎する声も多い。(Mathilda)

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