〈鹿児島県知事選〉人口減対策や新体育館計画…立候補予定3氏、南日本新聞社で討論会

 20日告示される鹿児島県知事選を前に、南日本新聞社は17日、鹿児島市の本社で立候補予定者3人による討論会を開いた。県の新総合体育館計画や人口減少対策を巡り、考えを述べ合った。

 現職の塩田康一氏(58)、元自民県議の米丸麻希子氏(49)、市民グループ共同代表の樋之口里花氏(52)=いずれも無所属=が出席した。

 人口減少対策については、子ども医療費の窓口負担ゼロや学校給食費の無償化など子育て支援の充実のほか、農林水産業などの稼ぐ力の向上といった考えがそれぞれ示された。新総合体育館計画や救命救急センターの在り方についても意見が交わされた。

 九州電力川内原発1、2号機の運転延長や西之表市馬毛島の自衛隊基地整備では見解が分かれた。

※討論会の詳細は告示後に掲載します

 ◇神宮司氏が出馬取りやめ 僧侶の神宮司龍峰氏(70)は17日、鹿児島県知事選への立候補を取りやめると明らかにした。

〈関連〉知事選立候補予定者による討論会に臨む(左から)樋之口里花氏、米丸麻希子氏、塩田康一氏=17日午後、鹿児島市の南日本新聞社

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