現代技術が支える古琴の響き 中国山東省

現代技術が支える古琴の響き 中国山東省

16日、臨沂市郯城県の工房で、ライブ配信を通じて古琴を紹介する陳乃峰さん。(臨沂=新華社配信/張春雷)

 【新華社臨沂6月17日】中国山東省臨沂(りんぎ)市に住む陳乃峰(ちん・だいほう)さんは、同市の無形文化遺産「郯城(たんじょう)古琴制作技術」の代表的伝承者に認定されている。郯城古琴は昔ながらの技法に基づき、古い木材を使って100近い工程を経て手作りされる。

 陳さんは近年、電子機器を備えた古琴を考案し、制作時に職人の聴力に頼るほかなく、演奏時には音量が小さいという問題を解決。さらに市場のニーズに合わせ、ライブ配信プラットフォームで制作や演奏を披露し、視聴者が古琴をより直感的に理解できるよう努めている。自ら発信することで、陳さんの古琴は海外にも知られるようになった。

現代技術が支える古琴の響き 中国山東省

臨沂市郯城県の工房で古琴を制作する陳乃峰さん。(5月3日撮影、臨沂=新華社配信/張春雷)

現代技術が支える古琴の響き 中国山東省

臨沂市郯城県の工房で木材を選ぶ陳乃峰さん。(5月3日撮影、臨沂=新華社配信/張春雷)

現代技術が支える古琴の響き 中国山東省

陳乃峰さんによる古琴の調弦。(5月9日撮影、臨沂=新華社配信/張春雷)

現代技術が支える古琴の響き 中国山東省

臨沂市郯城県の工房で、ライブ配信を通じて古琴の制作過程を紹介する陳乃峰さん。(5月9日撮影、臨沂=新華社配信/張春雷)

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屋外で古琴を演奏した陳乃峰さん。(5月9日撮影、臨沂=新華社配信/張春雷)

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