ABC新人女子アナ 吉本芸人の妹だった!M-1で共演熱望も「兄はまだネタが」本人はあだ名「どすこい」猛アピール

 ABC・大石紗椰アナウンサー

 今年4月に入社した、ABCテレビの大石紗椰アナウンサー(23)と中村想人アナウンサー(23)が17日、19日のデビューを前に大阪市内の同局で取材会を行った。

 俳優の鈴木福に顔がそっくりな中村アナは、高校時代にボクシング部に所属し、ライトウエルター級で全国8強入り。大学ではボート部で全国3位に貢献した、バリバリの体育会系。ボート部では年間300日を32人部屋という過酷な環境で過ごしたといい、「培った根性と体力を生かして参ります」と、力強く誓った。

 アナウンサーを目指したきっかけもボクシングだった。幼少期に後楽園ホールで初めて目にしたリングアナに憧れ「声だけで、会場の雰囲気をこんなに前向きなものに変えられるんだ」と、感動したという。日本ボクシングコミッション(JBC)が発行するリングアナウンサーのライセンスも保有しており、2024年1月に公表された国内のライセンス保有者、7人のうちの1人。実際に後楽園ホールでの公式戦で、リングに上がりアナウンスを経験している。

 大石アナは「私のことは『どすこい大石』と覚えていただけたら嬉しいです」と、自己紹介。小学校時代、男の子に混じって毎日、給食のおかわり争奪じゃんけんに参加していたことからついたあだ名だといい、「これからのアナウンサー人生、負けん気、強気にどすんと頑張ります!」と、四股を踏むかのように足を踏み出した。

 アナウンサーへの挑戦を後押ししたのは、吉本興業所属のお笑いコンビ「鬼ぷりん」として活動する6歳上の兄の存在。「売れっ子芸人になるという狭き狭き門に向かってチャレンジし続ける姿を見て、私もチャレンジする」と決意したという。

 試験合格時には将来のきょうだい共演を約束したといい、「ABCといえば、お笑いグランプリ、M-1もありますので、共演できればと思います」と、熱望したが、「兄がまだネタがうまくいっていないので…」と、笑わせた。

 2人は19日に同局の情報番組「おはよう朝日です」などに出演し、同日のABCラジオニュースにて、“初鳴き”する予定となっている。

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