五箇山の生活に焦点 南砺・和紙の里に訪問200回 奈雲さん写真展

五箇山を撮影した作品を説明する奈雲さん(右)=南砺市の五箇山和紙の里

 2007年から五箇山の撮影を続ける日本写真協会員の写真家奈雲誠さん(55)=東京都豊島区=の作品展「五箇山彩時季~穏やかな日々の暮らしに感謝して~」は南砺市の「五箇山和紙の里」で始まり、五箇山の住民の生活に焦点をあてた42点が来場者を引き付けた。

 奈雲さんは2007年から五箇山と岐阜・白川郷に撮影で通う。今年3月に五箇山訪問が200回に達した。個展は7年ぶり。

 33年に1回の上梨白山宮の「御開帳」の夜の獅子舞、平成最後の日(2019年4月30日)の篭渡集落の春祭りと令和元年5月1日の大島集落の春祭りを捉えた作品や雪下ろし、山菜料理の仕込み、通学路の水田のそばを歩く児童など自然とともに暮らす人々を撮影した。9月8日まで。

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