イスラエルで反政府デモ、数千人規模 ネタニヤフ首相の退陣要求

[エルサレム 17日 ロイター] - イスラエルのエルサレムで17日、ネタニヤフ首相の退陣を求める反政府デモが行われ、新たな選挙実施を訴えた。日没までに数千人がクネセト(国会)の外に集結し、市内にあるネタニヤフ首相の私邸まで行進した。

イスラエルでは強硬路線への歯止め役となってきた中道派のガンツ前国防相が戦時内閣から離脱し、ネタニヤフ氏の極右勢力への依存が高まっている。

ガンツ氏の辞任を受けて、野党グループは高速道路の封鎖や大規模デモを含む1週間の抗議活動を宣言した。

この日、数千人が国会前に集まり、市内のネタニヤフ氏の私邸まで行進し、バリケードを突破しようとしたが、警察官により押し返された。警察はデモを解散させるために放水砲を使用した。

デモ参加者の多くはイスラエル国旗を振っていた。パレスチナ自治区ガザでのイスラム組織ハマスとの戦争などでのネタニヤフ氏の対応を批判するプラカードを掲げる人もいた。

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