ヒズボラ、イスラエル軍事施設9カ所攻撃 昨年10月以降で最多

[ベイルート 13日 ロイター] - レバノンの親イラン武装組織ヒズボラは13日、イスラエルの軍事施設9カ所にロケット弾と武装ドローン(無人機)による組織的な攻撃を行った。11日のイスラエル軍による空爆で現場司令官が死亡したことへの報復とされる。

治安当局筋がロイターに明らかにしたところによると、ヒズボラはこの攻撃で少なくとも30機の攻撃用ドローンを同時に発射。8カ月に及ぶ交戦で同組織が行ったドローン攻撃としてはこれまでで最大規模となる。

イスラエル北部の都市ではこの日、空襲警報が鳴り響いた。イスラエル当局によると午後にレバノンから約40発のロケット弾が発射されたという。

イスラエルの救急当局によると、2人が負傷した。

イランの支援を受けるヒズボラとイスラエルは、10月のガザ戦争勃発以来、激しい戦闘を繰り広げており、イスラエルによるヒズボラ司令官殺害を巡りここ2日間は攻撃が一層激化している。

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