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福岡管区気象台は17日、佐賀県を含む九州北部などが梅雨入りしたとみられると発表した。平年より13日遅く、昨年と比べると19日遅い。佐賀地方気象台によると今後1週間、晴れる日はあるものの、湿った空気の影響で曇りや雨の日が多くなる見込み。
佐賀市のJR佐賀駅では、帰宅時間に合わせるかのように午後5時ごろから雨が降り始めた。傘を広げて歩く人や、なるべくぬれないように小走りになった人が歩道や交差点を行き交っていた。
佐賀地方気象台によると、梅雨入りの時期は2000年以降で3番目に遅かった。太平洋高気圧の北への張り出しが弱くて前線が北上しにくかったという。偏西風が南に大きく蛇行していたことも要因となった。平年の九州北部の梅雨明けは7月19日ごろ。
昨年の梅雨の期間に県内では累積で千ミリを超える雨量を観測している。九州南部は8日、四国は9日に梅雨入りが発表されていた。(中島幸毅、山田宏一郎)