畳で防災啓発

 ◎…大切なことは足元に―。宮崎市瓜生野の吉野たたみ店は、防災用品や備蓄品、避難場所の確認を呼びかける文を畳に書き、熊の縫いぐるみ3体に持たせて店前に置いている=写真。
 ◎…吉野豊隆代表が防災啓発の畳を作ろうと考えていた頃、能登半島地震が発生。「地元住民やドライバーの防災への関心が高いタイミング」とすぐに作業に取りかかった。
 ◎…熊本県産のイ草を使う同店。約1.3メートルの熊の縫いぐるみはくまモンの代わりに以前から置き、住民に愛されているという。雨天や災害時は、熊も身を守るため店内に避難する。

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