サッカー=エムバペ、パリ五輪は不参加 レアルが認めず

[17日 ロイター] - サッカーのフランス代表FWキリアン・エムバペ(25)は16日、来月に母国で開催されるパリ五輪には出場しないことを明らかにした。新天地となるレアル・マドリード(スペイン)が参加を認めなかったため。

パリ・サンジェルマン(PSG、フランス)に7年間在籍したエムバペは、今月3日にレアルと契約。3月には地元開催の五輪でプレーしたいと語っていたが、五輪サッカー競技は国際サッカー連盟(FIFA)が規定するカレンダー外のため、クラブ側は選手を派遣する義務がない。

エムバペは今月始めに発表された五輪の予備登録メンバー25人には入っていなかったが、ティエリ・アンリ監督は出場の可能性を残していた。

エムバペは記者団に「クラブの立場は非常に明確だったため、ある時から五輪には参加できないだろうと思っていた。それが現実で、私もそれは理解している。フランスチームの成功を祈る。全試合を観戦するつもり。金メダルを取ってほしい」と語った。

五輪サッカー競技は7月24日から8月9日にかけて行われる。

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