テニス=ナダルがウィンブルドン欠場、パリ五輪に向け準備

[13日 ロイター] - 男子テニスの元世界ランキング1位で四大大会通算22勝のラファエル・ナダル(38、スペイン)は13日、パリ五輪への準備のために、7月のウィンブルドン選手権を欠場すると発表した。

今季限りで現役を引退する意向を表明しているナダルは臀部(でんぶ)のけがで昨季の大半を欠場し、今年1月に復帰を果たしたものの、筋肉損傷で再び離脱。バルセロナ・オープン(OP)では2回戦、マドリードOPでは4回戦まで勝ち進んだが、イタリア国際では2回戦敗退を喫し、通算14勝を誇る全仏OPでも1回戦で姿を消した。

ナダルはこれまでクレーコートで練習に取り組んできたとし、「昨日、私がパリ五輪に出場することが発表された。その目標のためには、サーフェスを変えず、五輪までクレーでのプレーを継続するのが自分の体にとってベストだと思う。そのため、今年のウィンブルドンには出場しない」と述べた。

ナダルは五輪で2008年にシングルスの金メダル、16年にはダブルスの金メダルを獲得している。

パリ五輪は7月26日から8月11日にかけて開催。ナダルは今年の全仏OPで男子シングルスを制したカルロス・アルカラスと組んでダブルスにも臨む。

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