EU首脳会議、主要ポスト人事案で合意至らず 来週の決定目指す

Andrew Gray Jan Strupczewski

[ブリュッセル 17日 ロイター] - 欧州連合(EU)首脳は17日、次期欧州委員長といった主要ポストの人事案を協議したが、合意に至らず会議を終えた。来週に開く首脳会議での決定を目指す。

今回の首脳会議は欧州議会選挙後に初めて開催された。

EU27カ国の首脳は、欧州理事会常任議長(EU大統領)、EUの外相に当たる外交安全保障上級代表に誰が就くべきかについても話し合った。

執行機関である欧州委員会のトップはドイツのフォンデアライエン氏が続投するほか、EU大統領にはポルトガル首相を務めたアントニオ・コスタ氏、外交安全保障上級代表にはエストニアのカヤ・カラス首相が指名されるとの見方が強かった。

しかし、EUのミシェル大統領は記者団に「良い話し合いだったが、今夜の合意はない」と述べ、もっと時間が必要との認識を示した。

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