初摘みの亀山茶味わう 亀山高生ら「お茶入れ講習会」 三重

【急須にお湯を注ぐ生徒ら=亀山市本町1丁目の県立亀山高校で】

 【亀山】三重県立亀山高校(廣島朗校長)の総合生活科2年生40人は17日、亀山市本町1丁目の同校で、「お茶入れ講習会」を開き、初摘みした亀山茶の香りを楽しみながら味わった。

 講習会は、自分たちが摘んだお茶を使用することで、緑茶を身近に感じ、緑茶の良さとお茶文化を知ることが狙い。

 同市茶業組合員で日本茶インストラクターの市川泰三さん(59)ら2人が指導。生徒らが4月に同市椿世町内の茶園「中の山パイロット」で摘んだ新茶葉「みえうえじま」を使用し、沸騰した湯を約70度に冷まし、急須に注ぎ約1分間浸出した新茶を味わった。

 また、市川さんは、煎茶やほうじ茶、番茶などの緑茶と紅茶、ウーロン茶の違いと、お茶に含まれる「カテキン」が脳卒中や糖尿病予防に効果があるなど説明した。

 試飲した生徒らは「いつも飲むお茶より、甘くて香りもよくおいしく感じた」と話していた。

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