英国の対イスラエル武器輸出許可額、ガザ戦争開始後に95%以上減

Andrew MacAskill

[ロンドン 17日 ロイター] - 英国によるイスラエルへの武器輸出許可額がパレスチナ自治区ガザでの戦争開始後に前年比で95%以上減少し、13年ぶりの低水準となったことが分かった。

政府関係者がロイターに明らかにしたところによると、昨年10月7日から12月31日までの間に英国が輸出を承認した額は85万9381ポンド(109万ドル)。これは同時期では2010年以来最も少ない規模だ。

政府データによれば、政府は22年の同時期に小火器弾薬や戦闘機用部品を含む2000万ポンドの武器についてイスラエルへの売却を承認している。

米国とドイツはガザ戦争開始後、イスラエルへの武器売却を拡大させた。

米国とは異なり、英政府はイスラエルに直接武器を供与するのではなく、国際法を順守しているかどうかについて弁護士の意見を聞きながら、企業が武器を販売するためのライセンスを発行している。

ロイターは対イスラエル武器輸出許可額が急減したことについて、英国が特定品目の売却を制限する決定を下したためなのか、イスラエルからの需要が減少したためなのかを確認することはできなかった。

輸出ライセンスの承認を担当するビジネス貿易省と外務省はコメントを避けた。

在ロンドンのイスラエル大使館からはコメントを得られなかった。

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