焼肉、ハンバーグ、目玉焼き 南部町給食に「がんばる丼」 年1回のお楽しみ

「がんばる丼」で元気を付ける福地小の子どもたち

 南部町は13日、町立小中9校の学校給食に「がんばる丼」約1000食を提供した。町内産米に県産牛の焼き肉、国産ハンバーグに目玉焼きをトッピングした特別メニューで、子どもたちはおかわりをしながらスポーツに勉強に意欲を高めた。

 がんばる丼は、コロナ禍で学校行事の制約を受けた子どもたちを励まそうと、2020年度から年1回提供している。町の学校給食は1食当たり小学校300円、中学校330円だが、がんばる丼のメニューは約600円。費用は町が全額負担しており、子どもたちにとっては年に一度のお楽しみの日だ。

 同日は工藤祐直町長が町立福地小(竹原まり子校長)を訪ね、6年児童36人と会食。子どもたちは丼をほおばりながら工藤町長に「好きなテレビ番組を教えてください」「どうして町長になろうと思ったんですか」などと質問した。

 おかわりした髙橋蒼斗さんは「今日の給食を楽しみにしていた。バスケットボールを頑張っているので、次の大会ではスタメンを取りたい」と話した。

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