矢巾町、堆積問題の土砂を撤去開始 費用は岩手県が全額負担

正式な手続きを経ずに運ばれ堆積した土砂。撤去作業が始まった=17日、矢巾町煙山

 岩手県事業で発生した土砂が正式な手続きを経ずに矢巾町有地2カ所に運び込まれ、堆積している問題で、町は17日、合わせて約1万500立方メートルの撤去作業を始めた。費用は県が全額負担。7月末の搬出完了、原状回復を見込んでいる。

 2カ所のうち煙山ダム東側で作業がスタート。委託業者の従業員がショベルカーで土砂をすくい上げ、ダンプカーで搬出した。もう1カ所の旧マレットゴルフ場跡地では今後、作業に入る。撤去費は3500万円。

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