2023年の無償献血者数と献血回数が過去最多に―中国

2023年の中国の無償献血者数と献血量はいずれも過去最多を記録した。

中国国家衛生健康委員会によると、2023年の中国の無償献血者数と献血量はいずれも過去最多を記録した。

1998年10月に「中華人民共和国献血法」の実施が始まって以来、中国は無償の献血制度を制定し、整備を続けてきた。無償献血者数と献血回数はここ約20年増加し続けてきた。そして、2023年、中国の無償献血者数は前年比5.9%増の延べ1699万人、献血量は同比4.8%増の2892万単位に達し、いずれも過去最多を記録した。

山東大学斉魯医学院の学生・王俊焱さんは、「これまでに1600ミリリットルを献血してきた。電子版の献血証を見ると、私の血液でこれまで何人の人を助けてきたのかを知ることができ、とてもうれしく、やりがいと満足感を感じる」と話す。

Rh陰性の血液は希少なことから、中国では「パンダ血」と呼ばれており、提供者がなかなか見つからないというケースが多い。陝西省西安市児童病院・神経外科の医師の江彬さんは大学生の時に無償献血を始め、ここ20年で献血量は合わせて7600ミリリットルに達しているという。(提供/人民網日本語版・編集/KN)

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