「理解できない選択があった」黒星発進のベルギー、母国メディアが采配を疑問視「主要大会で3試合連続の無得点は初めて」【EURO】

ベルギー代表は現地時間6月17日、ドイツで開催されているEURO2024のグループステージ第1節(E組)で、スロバキア代表と対戦。0-1で敗れて黒星を喫した。

ベルギーは7分に自陣でジェレミー・ドクのパスミスを拾われると、最後はイバン・シュランツにゴールを許して先制点を献上。その後は反撃に出て、ロメル・ルカクが2度ネットを揺らしたが、オフサイドと味方のハンドで取り消されてゴールは奪えなかった。

ベルギーメディア『Voetbal Belgie』は、「(ドメニコ・)テデスコ監督はいかにしてEUROの初戦で失敗したか」との見出しで、母国の敗戦を分析。指揮官の采配を以下のように疑問視している。

【動画】まさかのパスミスからベルギーが失点
「彼は多くの混乱を引き起こした。例えば(MFの)ヤニック・カラスコを左サイドバックで起用するという理解できない選択があった。またドクが右サイドにいたのも驚きだった。彼は通常、左サイドでプレーしているため、本領を発揮できていなかった。後半にポジションが変わると良くなった」

また、『SPORZA』は、「ベルギーは2022年のカタール・ワールドカップでは、モロッコに0-2で敗れた後、クロアチアとスコアレスで引き分けて終えた。今回、またしてゴールは決められず、主要大会で3試合連続の無得点は初めてだ」と伝えている。

ベルギーは次節、22日にルーマニアと対戦。中4日で改善できるか。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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